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こくりこっくり25時間
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JG
ジェーン・グドールさんの講演を聴きに行きました。
イギリスやアメリカでは雲の上の人みたいな扱いらしく(知らんかった…)、外国人の方が多く来てました。
しかし彼女のパワーは凄いね!
二十代前半で友達一人を頼って単身アフリカに行って、研究者の秘書の仕事を見つけ、自分の研究を見つけて未開の森に入って朝から晩までチンパンジー観察…
すっごいね!
大型類人の特徴から人間のことを研究しようとしている学者さんは多いようですが、私の会った人たちはみんな凄く穏やかで神々しい感じがする。悟りを開いてるw
自然と向き合ってヒトをみるからでしょうか。
いままで会ったこともなく、本も一冊しか読んでない(しかも読み途中)なのに、何故かじんわりと懐かしい感じがしました。
久しぶりに英語を聞いたからかな、とも思ったけど彼女のはイギリス英語だし、やっぱり彼女のオーラに飲まれたんだろうなぁ。

彼女は科学者でありながら、精霊の存在を信じているという変わったスタンスの持ち主でもあります。
っていうか、前述したような科学者の中には多いのかもしれません。
彼女の著書「森の旅人」もそういう思想を中心に描いています。
彼女の一生はなるべくしてなった、と。

私は基本的にキリスト教を信じてません。
例え精霊であっても、100%善いものって世の中にあるとは思っていないからです。
でも、世界にはあるべくしてあるな、と思うものがたくさんあります。
「これ絶対誰かが仕組んだだろwwwww」っていうあれです。
だから世界を大雑把に組み立てて、最初の有機物を作り、細胞を組み立て、RNAを初めとする核酸によって形質伝播の能力と進化の可能性を与えて、「さて、どうなるかな?」ってみている、そんな存在の「善い面」が神とかアッラーとかなんとか呼ばれているのではないかなと思ったりします。
「善い性格も悪い性格も持った大きい人」はいるんじゃないかな、という結論です。
私はその存在を崇拝したりはしないけど、「すげえなあいつ」って一目おいているということです。
もしかしたら一人じゃないかも知れないしね。グループプロジェクトとしての世界かもしれないしね。大きい人の世代ごとに方針も違うかもしれないしね。
まあ私のような小さい人がどんなに頑張ったって真理をつかむことは出来ないのでしょう。

数千年後の未来には、あるいは。
それまでに、大きい人たちが廃れきったこの世界を見放さないといいんですけどね。


ただのひねくれかも知れないけど。
ジェーンさんの本を読んでいて、拉致事件があったときも、旦那さんが癌で苦しんで亡くなったときも悲しくなることはあっても泣くことはありませんでした。
ただ一節だけ、ふっと読んでわっと溢れてくるものがあったところが、チンパンジーが森の陽だまりの中でのんびり毛づくろいをし合っているのを見つける場面でした。

森と一緒に暮らしてる動物の姿って、当たり前のようで実際にみたことのある人ってそう居ないだろうな。
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