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こくりこっくり25時間
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大分過ぎましたが、今年の11月3日で、旧ソ連のSputnik2が打ち上げられてから50周年が経つそうです。
スプートニク2といえば地球上の生物では初めて宇宙に送られた生命体として有名なライカ犬が乗っていたシャトル(と呼ぶんでいいのかどうか)です。
私は餌がなくて餓死したものと思っていたんですが、機械の熱に耐えられなくて死んだそうです。
遺体も、機体が大気圏に入ったときに燃え尽きてしまったそう。
これから何匹も、少なくとも来年には1匹の、犬を実験や実習のために「使う」であろう身としてはなんだかひっかかる事です。

写真を探すとライカ、凄く賢そうな顔だち。
好みの顔だなぁ。どこか実家の犬にも似てる。
もともとは野良で、一番訓練に耐性を示した個体だったそうです。
野良のまま、厳しい環境だけど気ままに暮らして誰にも惜しまれずに死ぬか、宇宙犬としてもてはやされ、宇宙に送られて文字通り星になるか、どっちが犬にとって幸せだったのかな?
伴侶動物としてのイヌと、実験動物としてのイヌを差別してはいけないけど、実験動物としても伴侶動物としても扱う(ことになる)身としては難しいことです。
解剖や臨床実習に人形やビデオ学習を使う「代替法」の使用を訴えてる人も居るけど、今の日本の獣医界では疎まれそうな感じです。
古い体制を好く傾向があるっぽいです。

受験でいろいろ調べてから動物の福祉に関する研究をやりたくなって、資料を漁りながら考えるけど、結局何が幸せかっていうのはきっと各個体によって違っていて、動物に聞くほかないという結論に行き着きます。
動物園では、展示する動物の福祉に関して、「野生状態における行動目録に最も近い行動がみられること」という水準が出来つつあるけど、家畜や伴侶動物は野生からかけ離れてしまってそれも使えない…。
イヌが洋服を着て幸せか、とか、アパートで飼われて幸せか、とかいうのは本当に個体差がある。ある程度は種の差として見えるけど、動物の個体の差って人間が思うより大きいと思うなあ。

勉強しなくてはいけません。
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